今回は、子どものプログラミング教育の必要性について詳しく解説したいと思います。2020年に小学校で必修化となるのですが、今までプログラミングに全く縁のなかった保護者の方も多いはず。
これからの時代、プログラミングのスキルや論理的思考がこどもの将来をより豊かにしてくれると思われます。その理由や目的を見ていきましょう!
おすすめのプログラミングおもちゃや本もあわせてご紹介します。
【プログラミングとは?】

Wikipediaによると、
“コンピュータのプログラミング(英: programming)とは、コンピュータプログラムを作成することにより、人間の意図した処理を行うようにコンピュータに指示を与える行為である。”
となっています。もう少しわかりやすく言うと、コンピュータを動かすためのものと言えるでしょう。
実はWikipediaで言う通常のプログラミングと小学校段階におけるプログラミング教育のプログラミングでは少しプログラミングの意味合いが違っています。
Wikipediaで言うプログラミングはコーディング(プログラミング言語を用いた記述方法)によってコンピュータプログラムを作り、意図した動きをさせるものです。コーディングは黒い画面に白い文字を打ち込んでいるイメージです。あくまでイメージしやすくするために例えてみました。(実は黒い画面は色をかえることも可能です。)
例えば最近人気のあるおもちゃで「プログラミングカー」というものがありますが、おもちゃの車に前や右、左といったカードをかざすことで目的地まで行くように指示を出したり考えたりします。そのようにして目的地に行くまで、どのカードどの順番でかざすのかを考えることがプログラミング的思考です。
小学校で学ぶプログラミングはコーディングすることはありません。ここで言うプログラミングはコンピュータに意図した処理を行うように指示することをできるという体験をしながら、プログラミング的思考を学ぶことを指します。
つまり、すでにコーディングによって作られたコンピュータプログラムを使って、そのコンピュータに指示をすることで意図した動きをさせる体験することで、結果としてプログラミング的思考を養おうというものです。
プログラミング的思考とは一言で言うと、「論理的に考えていく力」です。自分が意図する一連の動きを実現するために、どのような動きの組み合わせが必要かなどを考えていく力です。
子供の大好きなおもちゃ「学研のニューブロック」で恐竜を作ることで例えてみると、
1、恐竜を作るために必要なブロックを準備する
2、どの順番に作成するか考える
3、頭や手足など、パーツごとに作成する
4、完成
あくまで上記は簡単なプログラミング的思考ですが、小学校で2020年から始まるプログラミング学習も「学研のニューブロック」や先ほどの「プログラミングカー」のように、論理的に考えていく力を養うことを目的としています。
【プログラミングがなぜ必要か?必修化になった理由】

それではなぜ「論理的に考えていく力」を養うことが必要になったのでしょうか?
つまり、なぜプログラミング学習が2020年から小学校で必修化されることになったのでしょうか?
それは背景として近年、飛躍的に進化したAI(人工知能)の発達やIoT(あらゆるものがインターネットとつながる)の促進があり、第4次産業革命と呼ばれるほど、世の中が大きく変わる転換期にあることが大きな要因となります。
特にスマホが登場してから多くの情報を手に入れることができるようになりました。
そのような時代背景から情報収集がしやすくなった現在においては、その集めた情報を論理的に思考して、課題を解決する能力が必要となります。
つまり情報を正しく使いこなし、論理的に思考して新たな価値を創造することが、これからの将来を担う子供たちには必要となってきているのです。
そのために小学校からプログラミング学習を必修化する流れとなったのです。
【プログラミングを学ぶメリット】

さて、ここまではプログラミングの定義や必修化になった背景などを述べさせてもらいましたが、ここからは子供がプログラミングを学ぶメリットをもう少し分かりやすく説明していきます。大きく3点について説明します。
1、論理的に考える力
これは先ほども述べたとおり、プログラミングを学ぶことで小さいころから論理的に考える力が養われることは今後の社会で生活していくうえで、非常にメリットとなるでしょう。
2、情報処理能力が身につく
これは上記の論理的に考えることで身につく力でもありますが、今後さらにSNSなどネットで色んな人といつでもつながれる環境でいつでも情報が集まる環境にいる子供たちにとって、自分自身で正しく情報処理ができる力が必要となります。
変なサイトにお金を払ったり、知らない人と連絡を取り合ったり、そんなことが今よりも起こりうる時代になっていきます。なので、それらを子供たち自身で少しでも正しく判断できるように情報処理能力を学ぶことはとても大事だと思います。とはいっても、まだ小さいころは子供たちが全て判断できるわけではないので、親は常に支えてあげる必要がありますね。
3、豊かな人生が送れる
小学校でプログラミング学習を学ぶことで論理的思考や情報処理能力が養われれば、社会的に活躍することができるはずです。結果として生涯年収が増え、豊かな人生を送ることができるでしょう。
特に小学校のプログラミング学習だけではなく、コーディングをするプログラミングのほうを学ぶことは、豊かな人生を送るためには、ぜひおすすめしたいと思います。
【学校の教育では間に合わない】

上記では今後の小学校でのプログラミング必修化やプログラミングを学ぶことのメリットなどについて述べましたが、実際には学校の勉強だけでは間に合わないと私は考えています。
理由は2つあります。
1つ目はあくまで学校の勉強では幅広い話になってしまい、深い学習にはならないこと。2つ目はコーディングのプログラミングは学校では学ばないため、専門的な知識は身につかないこと。
やはり、これからさらにAIやIoTが発達していく世の中においてはコーディングができるプログラミングスキルが生涯を豊かにするために必要だと考えています。
【プログラミング教育の導入におすすめの遊び!】パパプログラミング
てんころパパ こんにちは、てんころパパです! 雨の日や風が強い日など、なかなか外で遊ぶことができないとき、子供とおうちで遊ぶのに何をしようか困ることってありますよね。 はる ず~っとテレビを見せるわけにもいかないし、少しでも[…]
【本・教材紹介】
それでは、おすすめの本やおもちゃをご紹介いたします。
【民間企業紹介】
いかがでしたでしょうか。小学校のプログラミング必修化は、今後わたしたちが生活する上でいかに論理的思考やプログラミングのスキルが必要になってくるかを感じられるいいきっかけではないでしょうか。
「プログラミング」に今まで縁のなかった方も、学ぶきっかけになるいい機会です。ぜひお子さんといっしょに楽しみながら学んでみてくださいね。